成虫の飼育方法
・セット方法
1.念のために昆虫マットは電子レンジまたは熱湯につけて殺菌する。
2.よく冷ましてからケース内に5〜10cm程土を保水しながら敷いていく。
(手で握って団子状に固まるくらいがよく水が染み出すのはよくない)
土をセットする際には押し固めながらセットするのがよい。
(固い場所のほうが安全だと思っているのでなじみやすい)
3.とまり木や転倒防止材・えさ皿などをセットする。
4.エサをセットしたらカブトムシを入れてシートを挟んでから蓋をする。
(カブトムシが飛び回ってシートに穴をあけてしまう場合は蓋の上に
かぶせるようにシートをセットしシートの端を蓋に挟むようにする)
・普段の飼育
産卵を目的とするならば♂と♀のペアで入れておけば基本的に交尾する。
ただし1つのケースに♂を2頭入れておくと♀やエサ場を争って喧嘩するので
ひとつのセットには♂1頭・♀1頭か2頭がよい。
また小さなケースだとカブムシが落ち着かず動き回るので短命になる。
夏場は高温になりやすい場所は避け25度から30度くらいの場所に置く。
夜はよく飛び回るので蓋はしっかりとしまってるのを確認すること。
マットが乾燥してきたら適度に霧吹きなどで保水する。
(保水しすぎるとダニが湧く原因になります)
カブトムシは大食いなのでエサが不足しないように多めに入れておく。
・長生きさせるには
♀に比べると♂の方が産卵しないために長生きしやすいです。
また♂・♀別に飼育すれば交尾などで体力を使わない分長生きします。
水分の多いスイカなどは下痢をしやすいので避けた方がよい。
・コバエやダニが湧いてしまったら
ダニが発生してもカブトムシが死んでしまうことはあまりないが
ダニは体液を吸うために昆虫についたものは歯ブラシなどで落とし
多く発生している場合はマット自体を交換した方がよいです。
コバエを防ぐにはケース内を清潔に保ちえさを適度に交換するのがよい。
ただ、基本的にカブトムシ飼育をする以上はダニやコバエは発生する。
・カブトムシが産卵したら
♀が底などをケースの引っかいたりしている場合は産卵している可能性が高いので
適度にマットをひっくり返して楕円形の卵がないか探してみる。
卵を見つけたらまわりの土ごと別のケースに移して管理する。
(成虫は動き回るので卵をつぶしてしまう可能性が高いため)
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